「松、竹、梅」から考えるブランドイメージについて
公開日:
:
最終更新日:2016/10/09
ブランドイメージ
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「松、竹、梅」から考えるブランドイメージについて
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■先日、カツ丼を食べに堺筋本町、国際ビル向かいの
「かつや」に入った時のことです。
席に座って、メニューを見ずに
私:「カツ丼、並」
店員さん:「ハイ、カツ丼、梅でございますね」
私:「・・・・・」
最初、カツ丼に梅のソースか何かが、かかっている
カツ丼のメニューがあるのかな?
そして、店員さんが聞き取りを間違い、
「カツ丼、梅」ととらえたのかなと考えました。
そのあと、すぐに、
「並」のことが「梅」なんだと自分の頭の中で答えがでました。
■「松、竹、梅」・・・・
松が一番高い、竹が真ん中、梅が一番安い
社会的な常識の中で、ほぼ定着していますね。
(今の20代の方はご存じかどうかしりませんが)
飲食店で、会食する際など、無難に
真ん中の「竹」を注文される方が圧倒的に多いようです。
見栄もあるので、一番安い「梅」は注文しにくいということでしょう。
「梅」も立派な木なのに、「松竹梅」で並べて表記すると
一番、安いという意味合いになってしまうんですね。
■今回のカツ丼のような日常食なら、あまり関係ないですが、
会席のコースメニューのラインアップの場合、
ただ、たんに慣習に従い、値段順に「松竹梅」と
並べるだけでは能がないですね。
・安さに反応する人を取り込むために「梅」と表記す、
・梅が、一番安い、⇒ 見栄を張って梅を避けて竹に誘導する
ために、敢て「松竹梅」表記でいく
という何らかの意図があったほうがいいですね。
一方、コースに序列がなく、それぞれが個別の価値がある
ということを伝える意味で
「桜、梅、桃」というような表記があっても面白いかなと考えました。
■あなたの商品、サービスにもしコースなどがある場合、
明らかに値段や価値の高低が、わかる表記がいいでしょうか?
それとも、序列ではなく、それぞれ価値が異なるイメージを感じさせる
表記がいいでしょうか?
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