「糖質制限しています」と伝えた時の相手の反応とブランドイメージの関連性(上田逸平)
公開日:
:
最終更新日:2016/08/07
ブランドイメージ
※7月21日送信のメルマガの転載です。
「糖質制限しています」と伝えた時の相手の反応とブランドイメージの関連性
--------------------------------
■先日、梅雨の合間の、晴れた日のことでした。
2週間ぶりにあった友達と、梅田のカフェレストランに入った
時のことです。
私は、メニューをめくりながら、
「最近、血糖値ちょっと高いから糖質制限してるねん」
「白ご飯は、砂糖のかたまりを食べるようなもの」
って書いてある本で読んでから、
白ご飯、食べなくても全然平気になってきた。
あれほど好きだったのに、不思議なもんやね。」
という会話をしていたその時です。
その友達が、
「糖質ダイエットしてるん?そう言われれば
たしかに、ちょっと細くなった気がする」
としげしげと眺めながら言いました。
私は、内心、2週間前にあったばっかりやん。
糖質ダイエットやり始めて1週間でそんな急に
変わるわけないのに。
と思いました。
1週間、体重計にはのっていませんので事の真相は
わかりません。
■さてここでブランドイメージについて考えてみました。
私たちは、お店のサービスや、商品に対して、特定のイメージを
もちます。 例えば次のようにです。
・あの店は手作り餃子が美味しい店
・あの店は、痛みを全く感じない治療をする歯医者さん
しかし、実は、このブランドイメージ
店や売り手側の発信する情報に左右されている場合が、
往々にしてあるように思います。
先ほどの
「糖質ダイエット」をしているという発言を聞いて
「そういえば、ちょっとやせた気がする」という
反応と同じです。
■店や、売り手側が、
「自分たちは、お客様から、こんなふうに思われたい」
と規定したものを「ブランド・アイデンティティ」と言い
これを定めることがブランド戦略の重要な取り組みのひとつです。
このブランド・アイデンティティを定めて高らかに宣言することで
お客様がそのように自ら感じてくれる可能性はあります。
例えば、
「店主こだわりの日本各地の珍しい酒と、漁港直送の美味い魚の店」
と宣言することで、
「この店の魚は漁港直送だからさすがに、新鮮でコリコリして旨いな~
とお客様が勝手に感じてくれるのです。
もちろん、宣言するだけで、中身が伴っていないのはダメですが、
まだ、完璧でなくても、そういうあり方を目指して日々努力するのであれば
早めに宣言してみるのもいいかもしれません。
実態が追いつくように、日々の努力に加速がつくのではないでしょうか。
関連記事
-
「おタバコ吸われますか?」の質問に、違和感を持つ瞬間
※8月24日送信メルマガの転載です。 月、水、金、発行のメールマガジンでは、このブログの内容に
-
「キンモクセイの香りが秋を感じさせてくれる」とブランディングについて
※10月1日送信メルマガの転載です。 月、水、金、発行のメールマガジンでは、このブログの内容に
-
「松、竹、梅」から考えるブランドイメージについて
※9月29日送信メルマガの転載です。 月、水、金、発行のメールマガジンでは、このブログの内容に
-
「LINEスタンプの効果」とブランディングについて
※10月4日送信メルマガの転載です。 月、水、金、発行のメールマガジンでは、このブログの内容に
-
「赤信号を無視して堂々とわたる人」と会社のブランドイメージについて
※8月14日送信メルマガの転載です。 月、水、金、発行のメールマガジンでは、このブログの内容に
-
「犬は笑うのか?」という疑問とブランドイメージについて
※8月17日送信メルマガの転載です。 「犬は笑うのか?」という疑問とブランドイメージについて —
-
大河ドラマで藤岡弘さんを見て、「あっ仮面ライダー1号」と思ってしまうこととブランドイメージについて
※9月26日送信メルマガの転載です。 月、水、金、発行のメールマガジンでは、このブログの内容に
-
「さま」という表記に、親しみを感じる瞬間(上田逸平)
※7月27日送信のメルマガの転載です。 「さま」という表記に、親しみを感じる瞬間 -----