ブランド作りは価値づくり(上田逸平)
公開日:
:
最終更新日:2016/07/26
未分類 商品、サービスの価値について
※メルマガ7月6日送信号の転載です。
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■今日は、ブランドづくりの基礎的なことについて書いてみます。
■私たちは、何らかの価値を手に入れるために商品やサービスを購入します。
たとえば今日の私は、友達の行きつけの店でランチ800円使いました。
しかし、この店、あんまり美味しくないのです。
・売りのハンバーグですらつなぎが問題なのか、口の中でモサモサします。
(メルマガ送ってないので正直に言います)
・メニューも少なく選べません。
・流行ってないので、活気はありません。
■では、近くにもっと安くておいしい店や、400円の弁当を差し置いて
なぜ行くのか?
やはり、そこになんらかの価値を感じているからなのです。
1.家庭料理風なので、食材が安心。(できそう)
2.空いているから、いつ行っても入れる安心感
3.友達の店に、売上を落とす、ちょっとした自己満足感
4.落ち着ける空間
というところでしょうか。
■「顧客にどんな価値を提供するか」を考えることは、ブランド作りの肝ですが、
明らかに客観的に見える「価値」以外にも色々と心で感じる価値があるのです。
2と3の価値を極めることは、ブランドづくりにつながりませんが、
1と4の価値は、もっと磨けば光るような気がします。
■そして、もう一つ大事なことは、その価値提供が
来店する動機となりうる人物像を明確に描くことです。
(この人物像を「ペルソナ」といいます)
誰もが、その価値を求めるとは限らないからです。
あたたの、商品やサービスは、目に見える価値以外に、どのような感じる価値を
提供できるのか、それは、どんな人物に対してなのか、
一度、考えてみるのもいいかもしれません。
■ところで前述の店ですが、私、上田は飲食店のコンサルティングもしているので
「友達の店なので何とかしなければ」と使命感を持って、1年ほど前に、
色々とアドバイスしました。(もちろんタダで)
しかし、アドバイを聞いた友人は
「そんな、いろいろな事やるの、ムリーーーー」という答えでした。
価値づくりより、何よりも、いい店にしたい、という意欲を持つことが
一番大事ですね。
それ以来、アドバイスはしていません。
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