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タイで、ドアが開いたまま走るバスを見て考えた基本価値と付加価値について

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タイで、ドアが開いたまま走るバスを見て考えた基本価値と付加価値について
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■先日の対出張で見た光景です。

タイでは公共バスが、ドアが開けたまま走っていました。

ドアがつぶれて閉まらないのか、はじめから開いたままなのかは

わかりません。でも見たバス全て開いたままでした。

窓も全開、もちろんエアコンは入っていないようです。

エアコンは入っていなくても、死にませんが、ドアが開いていて

まちがって落ちたら、死んでしまう確率大です。

日本の公共のバス、ドアが開いていて、事故が発生したら

大問題になること間違いなしですね。

 

■さてブランド作りと密接にかかわる、商品、サービスの価値は

大きく分けて「基本価値」と「付加価値」に分類されます。

「基本価値」とは、その商品サービスが、保有していて当たり前の

価値のことです。

例えばカバンの付加価値は、モノを入れる機能がちゃんとあること。

時計であれば、時間が正確なこと等が基本価値です。

この基本価値、備わっているからと言って選ばれる理由にはなりません。

カバンに穴が開いていなくて、モノが落ちないことが選ばれる理由に

はなりません。

時計が、正確に時を刻むからといっても、今の時代では選べる

理由にはなりませんよね。

 

■一方、付加価値は他の商品より優れた独自性のある価値のことで

この付加価値を高めて独自の価値を創り出すことが

ブランドづくりにおいて大変重要です。

この付加価値は、主に「機能的、物理的価値」と「情緒的、感覚的価値」

の二つに分類されます。この二つの違いについては、

別の機会にお話しいたします。

 

■さて、商品、サービスが、世間の常識的に持ち備えていて当たりまえの

「基本価値」、しかし、この基本価値の基準は、「国」によって、そして

「時代」によっても異なります。

タイでは、バスがドアを閉めて走行していたら、それは「付加価値」として

お客様に選ばれる理由になるのかもしれません。

→ 国によっての異なる事例

バスのエアコン、日本では、今は付いていて当たり前ですが、

私が小学生の頃は、それは当たり前の「基本価値」ではなく、

選らばれる理由になる「付加価値」でした。

→ 時歳によって異なる事例

 

■自社の商品、サービスの基本価値を少しでも高いレベルとして設定し

社員が共有できれば、間違いなく、

競争力で他社に勝ること間違いないですね。

たとえば、飲食店でお客様の接客を

・「不快感を感じさせないレベルの接客」を基本価値

・「お客様を最高の気分にするレベルの接客」を付加価値として

考えている店より、

・「お客様を最高の気分にする接客」を基本価値と設定している

店のほうが間違いなく競争力は高くなるはずです。

一度、貴社の商品、サービスについて、

どこまでが、備えていて当たり前の「基本価値」なのか

定義づけてみては、いかがでしょうか?


公開日:
最終更新日:2016/09/10

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